の高邁な理念と高い専門性が必要です。実際、現在、これらの埋蔵文化財調査で活躍しているのは、大学などの研究・教育機関で専門的に勉強してきた人たちです。 以前は、埋蔵文化財の調査に関しては、とくに「資格」といったものは必要とされていませんでした。しかし、近年街づくりのための都市計画や観光などで重要な文化資源として活用する動きが活発化してきている中で、調査に携わる人たちの知識や技術の確かさをアピールし信頼を確保する必要が求められるようになってきました。 2008年に誕生した考古調査士資格は、正にそのような社会からの要請に応えるものです。資格取得者は、すでに1,500人を超えております。また近年、自治体の担当者の採用条件の一つに、考古調査士資格を取り入れるところも出始めています。 考古調査士資格認定機構は、埋蔵文化財調査に携わる将来の専門家たちに対して、大学機関などで勉強した証として、この資格を認定して与える機関です。田辺 征夫
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