※記載内容は取材時のデータに基づいて作成しています。11考古学についての基礎を学べる重要な機会「考古調査士資格」の取得は、 現在は教育委員会事務局文化財課で、主に発掘調査に従事しています。 学びたい科目と対象科目が多く重なっていたこともありますが、将来の職業選択の何か手助けになればと思ったのがきっかけです。西浦 千賀2018年 考古調査士資格2級取得資格取得者の声現在のご自身の仕事内容について教えてください。「考古調査士資格」を取得しようと思った理由を教えてください。「考古調査士資格」を取得する過程で、特に認定科目の受講を通じて何を得ましたか。 「文化財行政論」という授業において、実際に文化財行政に従事されていた方から、文化財行政が根拠としている法令について事例などを踏まえて行政の活動を学ぶことができました。 現場のお話を聞いたことで文化財保護について興味をさらに持つようになり、現在の職業を目指すことにつながりました。「考古調査士資格」を取得した理由 1つは、自分の興味がある授業と資格取得のために必要な授業が多く重なっていたことです。もう1つは、具体的に仕事と直結するとは考えていなかったものの、将来自分のつきたい仕事に挑戦するとき何らかの手助けになればと、取得しようと思いました。就職活動での利用 面接等で話題になればと思い、履歴書などに資格取得の旨を記載しました。その他の資格取得者の声「考古調査士資格」、あるいは、資格取得の過程で学んだことが、実際の職務に役立ったことはありますか? 現在は主に発掘調査に従事していますが、実際に業務にあたると調査を行うための手続きや、開発業者や土地の所有者の方と協議などがあり、現場で調査をする以外の業務も多いです。その際に文化財保護の関連法令を根拠にするので、文化財保護の関連法令の基礎を学べていたことが役立っていると感じています。これから取得を考えている方たちにメッセージがあればお願いします。 資格の取得は考古学の基礎について学べる重要な機会だと思います。少しでも取得を考えている方はぜひ目指してみてください。京都橘大学 文学部歴史遺産学科卒業倉吉市教育委員会 文化財課 所属資格取得が役立ったこと 資格取得を通じて学んだ考古学的な知識はもちろんのこと、行政関係や法律関係についての知識は、仕事に活かすうえでとても役に立っています。取得を考えている方ヘメッセージ 資格を取得するために学ぶのではなく、自分の興味があることを学んだ結果として資格を取得できることは、考古学を学んだ証しになります。頑張ってください!
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