【機】デジタルパンフレット用データ(2021年)
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13標準科目群考古調査士の養成に必要な科目群を、体系的かつ網羅的に履修するために、以下の第1科目群から第7科目群を標準科目群として設置します。加盟大学は標準科目群のガイドラインに沿って、考古調査士の養成に必要なカリキュラムを編成します。 (カリキュラムの作成例は14、15ページをご覧ください。)●社会人課程標準科目群の中から最低3科目群4科目以上を設置する。受講者の必須修得単位は4科目8単位とする。標準科目群の中から最低3科目6単位以上を設置する。受講者の必須修得単位は3科目6単位とする。標準科目群の中から3科目6単位以上を設置する。受講者の必須修得単位は2科目4単位とする。※各コースとも、文化財行政、または文化財の保存と活用にかかわる科目(第5群)を最低1科目必修科目として設置することが望ましい。キャリアアップ・コースリカレント・コースマネジメント・コース特定の時代、地域に限定せず、幅広く世界の地域や時代にわたって、原始文化や古代文明などについて概説する分野。時代、あるいは地域を限ってテーマを固定する場合でも、幅広いジャンルにまたがって全体的テーマを設定する場合は、概説的な扱いとする。第1科目群  考古学の概説考古学の研究、調査分野では地域や時代を越えた共通の方法論がある。例えば、層位学的原理に基づくものや、年代学の基礎たる型式編年学など、基礎的分野を総合的に扱い、考古学一般の基礎的原理を教える分野。第2科目群  考古学の基礎的方法論を扱う科目群日本の先史考古学、あるいは歴史考古学、古代エジプト文明やマヤ文明の研究など、世界の一地域に特化した研究、あるいは自然環境、自然遺物などの分野、特定の学術的課題に焦点を絞り、特論的に扱う分野。第3科目群  考古学の個別分野を特論的に扱う科目群考古学の野外調査に必要な基本的技術に関する科目群。各種の測量技術や機器の操作法をはじめ、発掘調査に必要な知識や技術、また遺物などを実測などにより資料化し、適切な整理作業を通じて調査成果を発掘報告書にまとめあげる技術を習得する分野。また実験考古学的な方法を用い、古代の技術や手法を復元するための実験実習的科目を含む。第4科目群  考古学調査の技術的実習分野埋蔵文化財の保存と活用に関する科目群で、埋蔵文化財調査やその成果の扱いに関わる分野。文化財保護法などの諸法規や理念と、実際の運用などについて学ぶ科目群。第5科目群  埋蔵文化財を扱う科目群埋蔵文化財の調査と研究、活用するにあたって必要となる自然科学を学ぶ分野。埋蔵文化財の産地推定、年代測定、三次元計測といった理化学的分析、地中探査、古環境の復元、GISといった情報システム、あるいは保存科学や修復技術等に関わる科目群。第6科目群  文化財科学を扱う科目群考古学と間接的に関係し、考古学を側面から支援する学問領域、学際的分野からなる。古代史などの概論、文化人類学や形質人類学、日本民俗学、宗教学などの分野。第7科目群  その他の関連科目群

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